8月27日と28日、熱海後楽園ホテルにおいて、司法研修所第59期10周年記念大会が開催されました。
司法研修所とは、司法試験に合格した人たちが、実務に出る前に入所する最高裁に設置された研修機関です。私は、平成16年に司法試験に合格した、第59期司法修習生ということになります。現在の司法修習制度は、1年間なのですが、私たちの期までは1年半でした。1年半の中身は、@最初の3ヶ月間を和光にある司法研修所で研修を受け、Aその後の1年間を全国各地の裁判所や検察庁それに弁護士事務所で研鑽を積み、B最後の3ヶ月間を再び和光の司法研修所で勉強する、というものでした。
59期の司法試験合格者は1500人いて、記念大会にはそのうちの半分弱が参加しました。さらに、90名近い教官にもご参加頂き、盛大に開催されました。
記念大会は、770名ほどの全参加者が勢揃いする全体会から始まり、その後、各クラスごとの懇親会に移りました。全体会における冒頭の民事裁判教官からは、「今後の10年間でどのような仕事をするかによって、その人の顔が大きく変わっていく。10年後に会うのが楽しみだ。」という趣旨のお話を頂戴しました。また、私のクラスの懇親会では、民事弁護教官から、「終わった事件でも、更に一歩踏み込んで考えることで、その後、人と大きく差がついていく。」というお話を頂戴しました。各クラスごとに、各教官から叱咤激励のお話がなされたようです。
私たちには、同期だからこそ話せることがあり、また同期にしか話せない悩みもあるので、話し込んでいるうちに、あっという間に明け方近くの時間になってしまいました。久しぶりに会う同期とも旧交を温めることができ、とても楽しい2日間となりました。
10周年の次は、20周年記念大会が京都で開催されます。そのときに、「少しはましな顔になった。」と教官から言って頂けるように、1日1日を大切に過ごしていきたいと決意を新たにしました。
2016年09月03日
司法研修所第59期10周年記念大会に参加しました
posted by 大橋賢也 at 09:26| Comment(0)
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