2017年03月06日

企業の事故後の対応について

 少し前のことになりますが,企業の事故後の対応について考える機会がありましたので,今回はその件について書くことにします。

 私は,昨年末から,マレーシアに旅行に行く計画を立てていました。何年もお願いしている旅行代理店(大手旅行会社の系列会社)の,それも同じ担当者に依頼して,飛行機やホテルの手配をしてもらっていました。その担当者にお願いしてマレーシアに行くのは,今回で2回目の予定でした。

 上記のように,何年もその担当者にお願いしていた関係で,やり取りはすべてメールか電話で済ませていました。

 私は,出発日にパスポートを持参して成田空港に行きました。もちろん,パスポートの有効期限は,まだまだ先です。

 ところが,自動チェックインカウンターで航空機のチケットを発券しようとしたところ,家族のものだけ発券されませんでした。おかしいと思い,有人のカウンターに行って調べてもらったところ,マレーシアは,自国に入国させるために,「パスポート残存有効期間が,入国時6カ月以上必要」という要件を課していることが分かったのです。家族のパスポートの残存有効期間が,5カ月とちょっとしかかったため,発券されませんでした。

 私は,件の担当者から,マレーシアが上記のような要件を定めていることを口頭でもメールでも知らされていませんでした。たしかに,パンフレットの後ろの方の頁に,小さい字で,上記の要件が記載されていたので,それを見落としていた私たちにも過失はあるのですが,担当者から,「その頁を見るように」との指示は出されていませんでした。

 私は,担当者の説明義務違反だと主張し,旅行代金の全額返金を求めたのですが,旅行代理店の対応は,一貫して「説明義務は果たしているので,約款通り,50%の返金しか応じられない。」というものでした。

 私は,これまで何回も上記の担当者に依頼してきた経緯から,今回の会社の対応が良ければ,次回以降も同じ会社に依頼する考えでした。しかし,代理店の対応は最後まで変わりませんでした。

 たしかに,旅行代理店が一方的に悪いわけではないので,会社の対応も分からなくはないのですが,これまで私が手配を依頼してきた経緯等を勘案すれば,別の対応も考えられたのではないかと思うのです。今回損をしても,次回以降また仕事の依頼が来ると期待して別の対応を取らなかった旅行代理店の対応には,企業の事故後の対応として,考えさせられるものがありました。
posted by 大橋賢也 at 09:23| Comment(0) | 日記